保育士試験は「児童福祉法施行令」と「児童福祉法施行規則」に基づいて各都道府県で年1回行われます。試験科目は以下の通りです。
・筆記-社会福祉、児童福祉、発達心理学、精神保健、小児保健、小児栄養、保育原理、教育原理、養護原理、保育実習理論
・実技-保育実習実技(音楽、絵画制作、言語、一般保育の各分野から3分野。うち2分野を選んで受験)
保育士試験は科目ごとに合否が決まります。合格ラインは各科目6割以上の正答が条件です。また「発達心理学および精神保健」などのジャンルが2つにまたがっている科目については、それぞれのジャンルで6割以上正答する必要があります。合計得点で合格ラインを決めるわけではないので、科目による弱点をなくすような試験勉強が必要です。
保育士試験の受験にあたって、いきなり8科目合格できるかどうかという不安があるでしょうが、一部科目に合格すれば「受験科目免除願」を提出することで、その科目は3年間有効です。つまり、最初の受験で5科目しか合格していなくてもその後2年以内の残りの3科目をクリアすれば保育士資格が取得できるのです。
保育士の試験要綱の配布や試験実施は、年により、または都道府県により違いますので年度始めに都道府県の保育士担当部署に問い合わせてみましょう。受験にあたっては、まず実施要綱を担当部署から取り寄せ、実施要綱に入っている各書類に必要事項を明記し、その他必要書類(受験資格のあることを証明するもの、顔写真など)を揃え、受験料をそえて担当部署に申し込みます。受験で成功するには時間的な余裕を持って臨むことがコツです。早い時期から動き出すことを意識しておいてください。
保育士試験の合格者または一部科目の合格者に対して、その旨直接本人に通知されます。全科目に合格し保育士になる資格を得たら、規定に従って登録の申請をします。各都道府県に保育士登録簿が備え付けられていますので、これに氏名、生年月日など必要な事項の登録を受け、保育士登録証(保育士証)を受け取ります。これらの作業が終えてようやく保育士として仕事をすることができます。
保育士試験は養成校での保育士資格取得の場合とは違い独学であることが多いです。保育士試験を通信講座でサポートするのもいいでしょう。過去問題を徹底分析してテキストを作成しているところやテキスト修了後、ドリルや添削課題で学習成果を確認できるなど、各講座によってさまざまな特徴があります。およそ8〜10ヶ月で全科目を修了できるようになっています。費用は3万5000円程度です。通信講座には試験合格のためのノウハウがぎっしり詰まっているので活用することをお勧めします。 |