手すりを取り付ける場合には、対象者の身体機能に応じた設置が大切であり、設置の際には広範囲に下地補強をする必要があります。身体機能の低下によって、手すりの位置を変える可能性があるためです。手すりはできる限り連続させ、不可能な場合は手すりと手すりの間を400mm以内になるようにしましょう。手すりの設置基準は、廊下の場合、設置高さは床から750〜800mm、手すり経は28〜40mm位が適当です。便所の場合は便器先端より150〜200mm、手すり経は32〜36mm位が適当でしょう。
「段差なし」とは、設置寸法の3mm以下、仕上がり寸法で5mm以下のことです。住宅内部の床、出入り口は原則として段差なしにしましょう。玄関の段差を5mm以下とし、敷居と外部床の段差は20mm以下としましょう。玄関上がり框の高さは180mm以下としましょう。浴室出入り口も段差なしとしましょう。段差ができる場合は、20mm以下としましょう。
バリアフリーの開閉形状の種類は「開き戸」「引き戸」「折れ戸」などがあり、それぞれに短所と長所があるので適材適所を心がけましょう。開き戸の取っ手は握り玉のようなものは避け、レバーハンドルにしましょう。取り付け高さは床から800〜1000mmにしましょう。通路の有効幅は780mm以上、廊下に面した部屋に入るには750mm以上の有効開口が必要です。出入り口の幅は、750mm以上とすることが望ましいです。バリアフリーの建具は使いやすく余裕のあるものを適用しましょう。
階段の上り下りは、ADL(日常生活動作)の中で最も危険を伴う行為ですので、バリアフリーを目指すなら階段の構成には気をつけましょう。階段の形状は、踊場付折れ階段とし、回り階段などは避けましょう。階段の勾配を7分の6以下、550mm≦T+2R≦650mm(T:踏面、R:蹴上げ)としましょう。階段位置は寝室から便所への間にあると転倒の危険があるので注意しましょう。段鼻部分にはノンスリップを設け、滑らないようにしましょう。転落事故が多いので階段の手すりは降りる際に利き手側にくるようにしましょう。
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